恐竜の色

恐竜の色

ジュラシックワールドだ。

最近子供が図鑑を持ってきて「読んで!」と言うので「図鑑は読むって言うよりも一緒に見るって感じじゃないか?」と返した。

別にどっちでも良い事なんだろうけど妙にこだわる部分があったりする。

その図鑑に書かれていた内容。

「恐竜の色は想像で付けられています」

考えてみれば恐竜の存在を知るきっかけは化石のみ。確かに色まではわからない。

その後、子供と一緒にジュラシックワールドを観た。

そこには多くの恐竜が登場するし、どれも肌がゴツイ。歯も爪も想像通りの迫力。

さっきの図鑑の内容からすると、これらのCGで作られた恐竜のカラーリングは想像って事になる。子供の頃から当たり前に恐竜の存在を知らしめられてきた私の脳みそは「ティラノサウルスってこんな感じです」のイメージが定着している。

実際には化石でしかわからない。化石しか発見されていない。

別に疑ってるわけじゃないし、それが覆されるような事も無いと思っている。

だけど、どこかで、自分の頭の中で、イメージだけで、相手を想像している部分はないか?

そのイメージを作り出したのは、恐竜と同じように、たった一つの化石からなのかもしれない。

たった一つの小さな出来事。

人間に対してのイメージも、化石からの恐竜のイメージも、それが本当なのかを調べる術がないのがもどかしい。

今、「恐竜はいませんでした!」って言われたら子供の頃からずっとイメージしてきたロマンが消え去る。

否定されたくない。

みんな、自分のイメージを守る為に必死。

学校で、職場で、プライベートで。

私達には、きっとイメージから解放される場所が必要なんだと思う。

恋人、友達、家族。

本当の自分を知っている人はどこにいる?

心から大切にしなきゃいけないのは、「そこ」だと思う。

私は今日も誰かが作ったイメージに翻弄されている。

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コメント

  1. Yudai Yudai

    本当に大切な人を見失いそうになる事もあります。気をつけます!

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